ディオフィールドクロニクル

ジャンル:シミュレーションRPG
ブランド:ランカース
メーカー:スクエア・エニックス
対応機種:PS5 PS4 Switch Windows XboxSeries XboxOne
ダウンロード版入手先:PS5 PS4 Switch Xbox Steam
備考:体験版あり システム把握によりスタッフロールへの到達が可能

はじめに

トライアングルストラテジー、タクティクスオウガリボーン、事情やむを得ず視力の必要からプレイを断念いたしましたシミュレーションRPGタイトルは累々として尽きず。「それが酷い」という話でなく、とても自然なことと認識をいたしております。壁を突破するのがゲームの本質なれば、本当に「誰でもできる」を突き詰め尽くすとそれは「ゲーム」ではなくなってしまう。壁超えるが前提故に壁を認識したときに突破不能なら安心して諦められる娯楽。
上記のテーゼに立脚し本作ディオフィールドクロニクルの無料体験版を入手しました折にも、不可能を前提にして開始をしたことです。
諦めるとして前のめりに、無理だったと判断するまでは全力で挑みたい、可能の限り手を尽くしたいと開始。
最初のステージ。ヘックス(マス移動式)と勘違いして、方向キーで移動先指定ができるのではと試行錯誤すること屡々。移動先を自動指定する実相がないかと様々なボタンを押しますこと3分5分。
L2ボタンで全体移動を認識し、移動不能な場所には移動できないことを必死に把握しながら偶然左下でロレイン様の馬車へ到達(勿論この助けた女性がロレインというお名前との認識はない状態)、左スティックが移動先指定のカーソル移動と理解をいたします。
チュートリアルを閉じるのは丸ボタンと認識し、あとはわからんなりに東西南北へ移動指示、敵が現れればどうにか全員で戦う様子でしたので見守り、わからんなりに技を出す、種々調整しましたことです。クリアに50分ほど要しましたでしょうか。
信じられないのですが、アイゼレアちゃんがこの初回バトルで戦闘不能になっております。今となってはなにがどうなってそうなったのかが全く分かりません。ここからも経験から学び成長できるタイトルだと把握が叶います。
不格好でもクリアをしたときにジングルとリザルト(結果)画面に「祝われている実感」が体験されましたのは、正直を申せば努力が報われた気持ちがいたし、大変嬉しくございました。

拠点へ到達します。
カメラがある程度固定の構造を把握する、ここがまず安心材料でした。これが近年ブームの3Dカメラ主人公背面追従オープンワールドオートラン推奨世界でしたら、私は独力プレイを拠点到達と共に終えていたと確信できます。
しかしカメラは固定でした。この微妙な希望、どうにかなるかもとの期待が最後まで消えない。不思議な作品でした。
R2ボタンで移動先をメニューから指定できること、足音が床材で変化すること。壁際や床材の変化地点周辺にNPCがいて、話しかけるとイベントが屡々なこと。そのNPCは歩き回らず基本同じ場所に居続けること(これもまた素晴らしい)、
ここから先は攻略サイト様の情報も用いて挑みました。終わらせるべきイベントクエスト、開くべきメニュー、それらを攻略サイト様の活字を閲覧しながら実際のゲームプレイと一致させて行く作業が開始します。
そうこうするうちにステージ2への出撃へ。マップを開けばL1R1で出撃先にフォーカスできる構造に感激します。さて出撃はどうするのか。罰ボタンは反応無し。……と思いますと罰ボタンを押したときになにやら小さく音がする。罰ボタン長押しで出撃でした。なるほどセーフティと膝を打ちます。

こうして書いて行くときりがないのですが、疑問と絶望と理解と解決を上記のように何度も何度も何度も繰り返す内に、気がつけば私は本作のエンディングにおりました。
無理だと絶望する度に、時にはUI、時には情報の形で解決の可能性が表れる、そこへ必至にしがみついて挑めば相応にどうにかなる。
こうした一連がお嫌でなければ、ぜひとも本作のプレイをお薦め申し上げる者です。
体験版プレイ手記 製品版プレイ手記をまとめつつございます。よろしければこれらも参考にください。

ゲーム概要

拠点で準備、出撃してバトル、拠点で準備を繰り返します。

バトルは
1.移動先を指定
2.味方が指示した座標へ移動する
3.移動先周囲に敵がおれば自動で戦う
4.戦況に応じて技や回復など行う
を繰り返します。

それはまるで歩行訓練のように

街路を独力で視力を用いず歩くテクニックの学びを歩行訓練と申します。フーバーテクニックを日本へアレンジした学習は、白杖の種類をカーボンニュートラル素材とするか、地面と接する先端のチップをパームという内側にゴムを設置したダンパーシステムとするか等、カスタマイズが楽しい者でありますが、
いざ装備を調えれば実践、その実行に際しては歩道のタイルの形状、車道と歩道のX軸Y軸Z軸傾斜、車の流れる音、風向き、日光の方角、香り、ありとあらゆるオブジェクトと出来事をランドマークとして用いながら安心と、失敗時のリカバリー方法を獲得して行きます。
ディオフィールドクロニクルは、一連の歩行訓練の学習フローに本当にとても似ているのでございます。
ゲーム中に存在する効果音、UIへ全力で挑みかかり、視力を補うのに用いれるだろう要素を徹底して分類、区別、分析しながら実践し、失敗時の復帰方法を獲得しつつ試行錯誤する。
そのランドマークの設置こそが素敵だったのです。
上記しました拠点でカメラが回らないのはその一つ。これで諦めずに先へ進めました。
台詞を音声で読み上げない会話が現れたときも、プレイをする内に台詞に音声があるパートのみで十二分に物語が把握可能と体験されることで解決。概要を伝えるナレーションがフルボイスでありましたこともこの確信を後押しいたします。
特定地点を占拠するマップでは、移動先占拠地点へカーソルが当たると効果音で通知、果ては環境設定にそういったフォーカスが当たる際のカーソル感度向上まで可能。
攻撃先を手動で選ばねばならない技を利用するとき、敵が攻撃範囲に入ったことを伝える効果音の存在が視力を助けてくださいました。
回復技はL1、R1で技選択を行うキャラクターと同じ順番で回復する相手を選べる仕組みであったことから視力が不必要でした。
不思議なほどに、場面場面で視力を用いない場合の「正解」が本作には用意されていたのでした。
時にはご家族やご友人に視力をお借りすることも必要でしょう。
が、その分量を最小限にできる価値は計り知れない。素晴らしい作品なのです。

おわりに

本作を終えまして、視力を用いず気持ちよくプレイを頂くに必要と思われる考え方など一部記載を失礼いたします。

1.イベントの取り落としはスルーする

2.敵の座標へカーソルが移動する技(アンドリアズのアサシネーション、イスカリオンのスタンショットなど)を使った後はL2→罰で全軍その地点へ進行する。

3.上記2の手順で戦いが始まれば、必要ある場面以外は敵を倒せるまで次の技利用を控えることでEP(技利用ポイント)を節約する。技を用いる場合はフレドレッド、ワルターキンなど、技が敵へのカーソル移動ではないキャラクターのものを用いる。

4.ワルターキンの「ライトヒール」よりもシーバットの「ヒール」の方が回復量が多い(ライトヒールはHP全体の25%、ヒールは50%)ので乗り換えることで継戦能力上昇をねらう

5.敵を倒した後、その周辺に全員を集合させる、周囲を移動するなどで回復アイテムを拾える場合あり

等が思われます。
これだけ工夫ができる状況そのものがまるで夢のようなのです。
わからないところは助けて貰えば良い。勿論正しい。
が、助けを求め続けるのは実際の所結構に辛いのです。相手もこちらも双方時間を制約される。
その時間を最小限とできるとは、どれだけ価値多いことでしょう。
この魅力が広まりますことを願います。
  それでは今日はこのあたりにて。

視覚補助情報

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1章 2章以後

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