プリパラ オールアイドルパーフェクトステージ

ジャンル:おしゃれデザイン&リズムアクション
メーカー:シンソフィア・タカラトミーアーツ
対応機種:Switch
ダウンロード版入手先:ニンテンドーEストア
ダウンロードコンテンツ入手先:同上
備考:リズムゲームパートを目視せずプレイ可能、スタッフロールへの到達が可能

はじめに

本作はアーケードゲームのリズムアクション、プリパラを家庭用に移植したタイトルの4作目です。
アニメは終わりアーケード版はプリチャンへ移行、しかしプリパラという時代が確実にあったのだと未来へ伝えるソフトがこちらとなります。
3DSで発売されたプリパラシリーズを踏襲しつつ、TV大画面でのプレイが可能。
アニメ版シーズン1~4をシナリオ楽曲双方から振り返るベストアルバムのようにしてこの世に生まれ落ちました本品に、未来永劫の幸いがありますことを願います。

リズムゲーム概要

画面の表示に従って正しいタイミングでボタンを押します。
次の理由により視力を必要せずプレイが可能です。

  1. ボタンを押すべきタイミングと異なる場所でボタンを押してもミス判定にならない (空打ちが許されているので、試行錯誤からの譜面理解が可能)
  2. どれだけ間違えても途中終了がない
  3. 最低難易度ではリズムタイミングのみ合っておればどのボタンを押しても正解となるので、ボタンを押し間違える可能性から解放される

収録楽曲

avexさん管理のアニメ曲、タカラトミーさん管理のゲームオリジナル曲。
プリパラのゲームプレイ可能楽曲は大きくこの2種類に大別されます。
さて、これまでの3DSプリパラタイトルは何れも、avex枠は4と固定であったのでした。
ところが今回、なんと驚きますのはavex枠が15との大増量であります。
メディアミックスコンテンツとしてのプリパラを考えたとき、この構造は大変なメリットになります。っ
本作が初めてプリパラに接する場合だったとして、その後アニメ版を楽しんだときに既知の楽曲が多いことはどれほどに楽しい心持ちへと視聴者を至らしめることでしょう。
逆も然り、アニメから本作をプレイしたときの原作エピソードへの再現性の高さは万感思い出され、懐かしく喜ばしくあられように相違ないのです。
以上の構造から、素敵なキャラゲーでした。

残酷納期と謎仕様

タイトル画面で「はじめから」「つづきから」などメニューを表示するには、Lボタンを押しながらRボタンを押します。
この謎な挙動はアップデートを重ねて行われた最終盤1.0.4にあっても維持されました。
これは初回プレイの時、あるいは混乱される要素やもわかりません。

ダウンロードコンテンツを導入済みであればタイトルメニューからメインメニューへ遷移するまでのロード時間が増大。ダウンロードコンテンツあるあるな現象ですが、その間フリーズしたかのように画面が静止するのに納期の残酷が見受けられます。
ストーリーモードのデモシーンを表示するまでの時間、以前は毎回40秒ほどを必要としました。今は15秒ほど。アップデートの素晴らしさが実感されます。
発売後、こちら大いに改善されたのでした。特に、一度ストーリーを開いたならメニューへ戻って再度シナリオ選択とのアクションが行えないことから、このロード時間が短いことはリトライ性へも直結する改良とも考えられるのです。
今後、本作を新たにプレイされる場合にこの快適さが確保されておりますこと、なによりと思います。

本当、厳しいスケジュールだったことと思います。
これまでのプリパラは一年おきの秋発売でハードはずっと3DS、ところが本作の発売日は3/22。新ハードSwitchでの発売。アニメ版終了時期と重なる年度末ギリギリだから発売延期は許されないのだろう空気。とても残酷な道程を経て、発売された本作であることが思われます。
新ハード新SDKに新ライブラリにタイト極まるスケジュール、バグこそ出ないようにと注意されたのはそこここのシステムボイスが飛ばせない動作、「今すぐプリパラ」が終わる毎モードセレクトまで戻される(言葉を換えれば初期化される)動作から明らかで、それら一つ一つの挙動の後ろからプログラマーやデバッガーの皆様の叫びが聞えてくるかのようです。
初期化と言えばキャラセレクトもプレイする楽曲も毎回初期化されること。3DS版ではソフトを終了するまではカーソル位置が記憶されていたことを思うと、納期圧縮を主因として徹底しバグが出ないよう注意し注意しプログラムが組まれているとここからも伝わってきて、愈々辛い心持ちになります。
そんな中でアップデートが行われ、動作の快適性が次々と回復されていった本作の改良を体験できたのは一種の初回特典でさえあったのでした。

おわりに

フレンチフライはフランス料理なのか。
本作エンディング曲の間に挿入、提言されるこの議論を考えると夜も眠れなくなるのでありますが、
本作の折々に語られた、男女とは境界の要素たり得ない、個人の特質での反発こそは深刻であるという描写。
その平穏が実現されたことこそ平和の内に歌い上げられるエンドロール時の楽曲はその終盤、転調とともに大いなるシフトチェンジが発生するのです。ただの合いの手だと思っていたらあんなことになるなんて。
この切り替わりを体験したとき、背筋が我知らず痺れ眼球は涙液に横溢されたことをここに告白申し上げるものです。
希望も友情も決して安くはないのだと、故にその手に入ったらばそれはどれ程に掛け替えがないのであるか。
対立、価値観の相違、生者必滅と優勝劣敗の原理、再起への奮闘。
「誰しもがアイドル」を徹底し描かれればこそ完成された、「アーケードゲーム感覚でアイドルになれる世界」なればこその出来事が満載された本作で描かれたテーマ各種の素晴らしさが思われたことでした。
何やら熱く益体泣く書き付けましたが、自然と言葉や思い入れがその側から湧き出てくることの止められない。
プリパラはそういうコンテンツだったと語る入り口になった一点からこそ、本作のプレイが叶ったことを嬉しく思う次第です。
どうかこの魅力が広く知られますように。
  それでは今日はこのあたりにて。


視覚補助情報

ストーリーモードの一部で、特定のテーマやカラーでコーデをすることではじめて先へ進める場面がございます。
詳細を次にまとめてあります。ぜひプレイ時に参考となさってください。
プリパラ オールアイドルパーフェクトステージ! - 視覚障害者向け アクセシブルゲーム 情報 まとめWiki

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