Rez Infinite
ハード:PS4
リリース形態:ダウンロード専売
備考:視力を用いない場合、PSVRを用いることでプレイ可能
はじめに
全てがそうでないと承知し、そのうえでなお諦めなければ夢は叶う実例に、本日はなるよう思われます。
PS4のCMキャッチコピーに「できないことができるって最高だ」とありましたが、その現実具合をぜひご覧ください。
わたしとRez
Rezとは、自動で奥へレール状のステージを進みつつ、画面内の敵をカーソルでロックオンし撃墜する反復を基本とする3Dシューティングです。
自動スクロール、ロックオン可能ならあるいは視力を用いずプレイ可かもわからない。そう考えPS2版のRezを購入したのは今から14年余前のこと。
結果はプレイが困難との結論でした。
画面内の円形カーソルを、罰ボタンを押しながら敵と重ねるとロックオンしたこととなるのですが、則はカーソルを「目視で」敵の場所まで持っていかねばならない。
そこでカーソルを斜め横断、画面左上端からローラー作戦、いろいろやりましたが何れも実用プレイに耐える工夫にはなりませんでした。
世界観はロマンティックで振動は気持ちよくリズムとショットがどれだけ連打してもBGMと合うプログラムな工夫へ一目惚れでしたのでぜひ機会があればやりたいと積年から思い続けて今へ至ったタイトルなのでありました。
VRで果たされた、全く新しいカーソル移動
視力を用いないプレイでPS2版、DC版で懸案の一つであったのが、画面端が効果音でわからないことでした。
画面端がわからなければ存在しない上や左、カーソルの移動し得ない場所へとキー入力を指示し、時間の空費は必至です。
さてここで、PS4の周辺機器として発売されたPlayStation VRの情報をご案内申し上げます。
頭へゴーグルの凄いものを被りヘッドホンも装着、首と視線の移動でゲーム内世界へダイブする浪漫が味わえる周辺機器ですが、形容でなく「ゲームの世界へ入る」経験になっていて夥しい新体験は新世代の到来をプレイヤーへと本能レベルに実感せしめるのであります。
それはさて、この目線移動がこのRez Infiniteでは
「カーソル移動の役割を果たしていた」
のです。
画面端が首の可動域となったのですからこれなら間違えようのない。
頭の上下左右移動が、即ち画面内のロックオンカーソルの上下左右移動とイコールになった。
加えては「気軽にRez」なる無敵モードの存在からArea 4までを一切視力を用いずクリア、トロフィーもそれだけ獲得の叶いましたことをここにお知らせ申し上げます。
おわりに
ウイルスに侵されたファイアウォールをハッキングし、レイアーレベルを上げつつ奥へ進むストーリーを表す光と音の体験が、新デバイスを得て、より広く何より自然に知られることとなったのをとても嬉しく思います。
上記しましたプレイ方法が「楽しい」かどうかは議論のあることです。何はさて面白いと当方の主観いたしましたのは、ぜひ一筆いたしたく思います。
子供のおもちゃに押せば音の鳴る人形や靴などございますが、ああしたのを夥しく華やかにしまして本作が体験される環境が整ったのです。打てば響く、入れれば出る。
コンピューターゲームとはインプットによるアウトプットにより楽しむ娯楽ですが、このインプットの楽しみが味わえる事実。ぜひ本日お持ち帰りをいただいて、とりわけ視力を用いず本作をプレイされる切っ掛けとなることを祈っております。
それでは、本日はこのあたりにて。
ダウンロード版入手先
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PlayStation VR PlayStation Camera 同梱版
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