アイドルタイムプリパラ 夢オールスターライブ!

公式サイトhttp://pripara.jp/3ds_yume/
開発シンソフィア
対応機種ニンテンドー3DS

愛せばこそ、どうにも止まらない

趣味のことにて屡々、損得を超越した買い物が発生します。
評価を聞いて慎重慎重に購入を決定する、このフローもまたひとつながらさて、魂を大変な引力に引かれたコンテンツについては、例えその注いだ全額が己の利益とならなかったとしてまったくかまわない、問題無い。それよりやりたい触れたい楽しみたい、そうした心持ちに立ち至ることは相応にあることだとこの趣味をしておりますと否応なく実感されるのです。
それは熱意です。
熱意の力は本当に凄い、筆者の折々書いたり読んだりさせていただいている視覚障害者向けアクセシブルゲームまとめウィキさんに投稿されている、例えばFE無双の記事の「アンナの記憶の回収方法」の項など、ぜひご一読いただきたいのです。
こちらを書かれた方の、文字通りの熱意熱量が伝わってまいるのです。本作を何をどうしても楽しみクリアするのであるとの深く濃い決意の力。本当の本当に暑い。
それが一人一人が違う物を抱き、その組み合わさる結果からこそ充実ある情報は生まれ集積される。集積されるにはウィキがインターフェイスとして素晴らしいですし、そしてこちらは引き続きこうして好いた惚れた作品への突撃報告をご紹介申し上げて行く。
そうしたことが今後も末永く、平穏に続いていけば何より。そのように思っております次第でございます。私が何の躊躇もなく購入不可避と突撃するコンテンツ。このプリパラ3DSシリーズも、思えばそのひとつであったのだと思い出されるのです。
リズムアクションを視力必須としないUI、システムボイスの実装。それらへ惚れたことから今後も追い掛けてゆこう、そう思った一昨年から去年、今年と毎年発売されること。
今回は色々あったのですが予め、今後も追い掛けます。

実家のような安心感

今回も、ただ1カ所、特定状況での難儀なる状況を除いたあらゆる要素が全く従前の通りでした。安定し改良されております。
システムボイスはゆめかわくなりつつ前作までのボリュームが完全再現され視力の代用を果たしてくださいます。
良いスコアで演奏パートを追えると現れる追加ステージのスーパーアイドルタイム、前回はジュリィでしたが今回はファララ。プレイヤーキャラクターにより操作が案内されるようになり更なるシステムボイスの充実が遂げられました。
カーソル移動音もボタン操作も万事対応。基本を安心してプレイ可能な一作でございます。ただし

針に糸を通すが如く

「れんだで!かんたん!クッキング」というミニゲームがなにをどう工夫しても、視力必須です。
そしてこれはストーリーモードをクリアするに避けて通れないものであり、視力を用いず本作のプレイを検討される場合はそういった要素があることを予め想定し、分水嶺とされるのが戦略によろしいように思われます。

『素敵な時間をありがとう』の心

正直、上記ミニゲームは私的に大変残念でした。
それはさて、本シリーズがこれまで積み上げてこられた魅力を土台として追加されるアイドルタイム要素、更にはアイドルタイム要素にプリティーリズム楽曲のカバーまで実装。
今年もファン!ファン!ウィンター!で年越しできる、チクタク・Magicaる・アイドルタイム!はいつ聞いてもいい曲で、Cメロ入る瞬間に裏拍等の超絶技巧を感じさせないPOPさもあれどキャピキャピするのでなく粛々した具合も上品でミサ音楽みたいな曲の終わりも好物にてこれを末永く愉しめる嬉しさはそれだけで嬉しいことですので、買えてよかったと、やはりそう思えるのであります。
そうそうよかった要素はもうひとつ。
アニメ全機OPの『Just be yourself』、「1秒1秒が過去に変わる今を全力で愛して行こう」などという化学と事実と哲学極まるフレーズの歌われるこの楽曲の、フルコーラス版がスタッフロールに流れるのであります。
その歌詞をあらためて通して聞いて、感じ入る。10年後30年後楽しく今を思い出せるようあろうとの決意を新たにできた、その意味から感謝あるプレイ体験だったと思い出される具合です。
さてつらつらと雑感を認めましたが、いかがでしょう。
2018年もプリパラの家庭用タイトルがこうして発売されましたらば、その時もまたぜひ、心の趣くままに購入して楽しむこと。それを大切な人生の時間の一部にしながら、その時間を確保できる状況を維持しながら、日々一路邁進いたそうと思います。
やはりプリパラは素敵であると、哲学が主義が魅力であると、それが認識できたことへ心からの感謝をいたします。
  それでは、今晩はこのあたりにて。

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