戦国無双シリーズ

メーカーオメガフォース/コーエーテクモゲームス
ハードPS4 Switch 3DS PSVita PS3他
ジャンルタクティカルアクション
備考1.主人公込みでフルボイス
2.一部シリーズ作品は視力を用いずスタッフロールへの到達が可能
公式ポータルサイトhttps://www.gamecity.ne.jp/sengoku/

はじめに

戦国時代を舞台に並み居る敵を打倒するタクティカルアクション、戦国無双。
さて、3D空間の移動を目視で行うことが必須な本作の中に、一切視力を用いずプレイの可能なシリーズ作が含まれていることをご存じでしょうか。
一部シリーズ作品はプレイは勿論物語の結末、スタッフロールへ到達可能。
ここではその詳細をご案内いたします。

概要

本作のジャンルは「タクティカルアクション」。
タクティカルアクションとは何か。
一般にアクションゲームとは、プレイヤーが眼前の敵を打倒しつつマップを探索し、目標を達成する構造をしております。
そのアクションゲームに「いつ」「どこで」「だれが」「だれと」闘うかを考える要素が加わった作品の特徴について、タクティカル(戦略的)とシリーズ内に表現されているのでございます。
プレイヤーには広大な戦場を俯瞰する神の視点と眼前の敵へ勝利する武将の視点の二つが必要となり、そこを考える楽しさこそは面白さを構成しているのです。
こう書くとややこしそうですが基本的にプレイヤー以外のキャラクターは自然発生する目標(作中ではミッションと表記されます)に連動して自動で動きますので、何もかもを決める必用は無いようにできている。ここは購入前の安心材料となります。

視力を用いないプレイの実際

「キャラクター切り替え」のシステムが、一部のシリーズ作品に実装されました。
操作キャラクターを任意のタイミングで切り替えられ、プレイヤーが操作していないキャラクターは自動的に目標地点へ移動するシステム。これが結果的に大変視力の代用となるのです。
戦局により、コンピューターはプレイヤーが操作していないキャラクターの移動先を自動変更するようになっており、自然と多くの場合で「キャラクターを切り替えたらそこは最前線」となっているのです。
これと種々の音情報、震動情報を組み合わせたなら、各種ミッション達成ステージクリアは日常の出来事となります。
通常、3D空間の移動は視力を用いなければ行えません。行えないだろうことが自然の結果として行えているこの素晴らしさ、愉悦、快楽。ぜひ多くの視覚障害をお持ちの方に体験いただきたいと念願いたすことでございます。その体験へ感動される方はきっとおられると信じます。


おわりに

本作にはキャラクターと武器の成長要素があり、万一敗走しても「次こそは」と思える、トライアンドエラーの楽しみがあります。プレイ時間が無駄になりにくい作りが徹底されているのです。
少しずつキャラクターを成長させ、同時に繰り返しプレイでプレイヤーも成長する理想的循環が自然と生まれるようにできています。
最近のシリーズでは、主人公の応答選択による分岐に会話相手の好感度要素など搭載、歴史アドベンチャーノベルゲームとしての要素も獲得しました。
これらが組み合わさり35年ゲーム史総決算たるタイトルとしての面白さが本作にはあるよう思うのです。
一般論から本作のゲームシステムを考えると、戦闘中の音声フルボイスは文字情報読まずアクションに集中するため、キャラクター切替えは移動のみの場面を減らし更に戦略的に闘うため。自動馬乗りは自分の馬を探す手数を緩和するため。
これらシステムが視覚障害を解決することと、結果的になった。
字幕も表示できますからきっと聴覚障害のあられる方にも利便多いシステムと考えられます。
描くは日本史遊ぶはゲーム史。そんな本作、ぜひ多くの人にプレイされること念願しております。

↓以下にはキャラクター切り替えに対応した作品の紹介がございます。よろしければこちらも一度御覧ください。


各作品雑感

今まで発売された作品で私がプレイしたタイトルの雑感を下記いたします。遊ばれる折、購入の参考といただけましたら幸いです。

  1. 戦国無双Chronicle

    3DS版の入手はこちら
    3DS本体と同時に発売。
    初めてキャラクター切り替えシステムが実装された記念すべき一作です。
    なぜ直江兼続が徳川家康に断崖状を送りつけたかが描かれる伏見城の戦い(東軍)、
    陶晴賢と毛利元就との厳島合戦発生の経緯、
    応仁の乱からはじまる戦国時代、北条早雲から孫の氏康が活躍に至る経緯を描いたプロローグが素晴らしい河越夜戦、
    大坂城の「真田丸」とは一体なにものでどうしてできたのか。そうして大坂城は冬の陣夏の陣と通じてどのように滅んでいったのか。
    これら遍く大変国名にわかりやすく書かれています。
    演出も白眉、謙信VS信玄の川中島での軍略合戦ムービー、本能寺の変ラスト信長VS光秀ムービーは大変素晴らしく、特に後者は信長の苛烈な政策の故を思わせる示唆を含んだ名場面の極み。本能寺の変ステージが難しいこともその場面をなお盛り上げていました。
    マシンスペック故の動作のゆっくり具合、敵の脱出地点到達阻止ミッションの難しさ、イベントシーンのオートモードが無い、関ヶ原西軍で最終的に主人公一人のみ操作せねばならない(即ちここだけ視力必須)などの残念な点こそあれ、それらを覆して余りある魅力に溢れた1本です。
    処理落ちや動作遅延は本体の3DボリュームをOff(一番下)にすることで改善されます。

    物語として本作を楽しまれる場合に大変おすすめの1本です。

  2. 戦国無双Chronicle2nd

    3DS版の入手はこちら
    上記いたしました戦国無双Chronicleの純粋なアッパーバージョン。
    無印Chronicleで収録されていた全シナリオが収録、ムービーも全て収録。
    注目いただきたいのが体感3倍以上へ増えたシナリオ量にあって作劇の緻密さ丁寧さが全く減じていない点です。
    浅井の章の裏主人公と言うべき活躍をする斎藤龍興の描写、無印ではただ暗愚なる大名としてのみ描かれていたのに織田と戦い凋落して後の彼が更に描かれることで絶望からの復帰のなんと美麗だったことでしょう。藤堂高虎と斎藤龍興の間で行われる「民」の議論、とあるシナリオの好感度イベントなのですが双方の「立場の違い」から交わされる内容、本当にどうしたことだろうと思うほど気持ちの良い案配です。
    ダウンロードコンテンツとして提供される追加シナリオもどうして熱い、ゲームは達成感に楽しみがある娯楽なのですが、その達成感を未来への希望へとつなげる、人生のスキルへ昇華させる勇気いただけるシナリオがある、これをお伝えいたします。そのシナリオは「新旧無双決戦(新参連合軍)」。このシナリオクリア時の政宗の台詞を全ての本作プレイの皆様に一聴いただきたい。震えました。畢竟、我々が歴史を学ぶ意義はまさにここにあると思うお言葉。
    難易度広く、ボリュームも多彩にて末永く楽しんでいただけます。ぜひ、お手持ちの3DSへおひとついかがでしょう。ゲームもシナリオも両方珠玉です。
    後述の戦国無双4と全く違う意味で、初めて本シリーズを遊ばれる作品としておすすめいたします。

  3. 戦国無双4

    PS4版の入手はこちら PS3版の入手はこちら PS Vita版の入手はこちら
    PS4,Switch,PS3,PS Vitaで発売。環境があればロード時間、敵兵の描画量よりPS4ダウンロード版をおすすめいたします。
    ナンバリング作品にて爽快感重視親切設計。神速アクション(三角ボタン)での巻き込み性能ははじめての実装にて大変強力。そこで敵兵の頭(詰め所頭や旗持兵など)を打倒したなら「シュー」とのSEで了解可能なので、敵武将との戦いとそれ以外の立ち回りを切り替えて楽しむ面白さがあります。
    残念な点として、物語において各武将が「何故闘うのか」があまり描かれていない点があります(はっきり描かれていたのは徳川家康、島津豊久、北条氏康辺り)。いつ何があった、その結果どうなった等出来事は描かれているので、まず「触り」を楽しむよう構造されていたように思い起こされます。
    アクションが気持ちよいので、はじめてのプレイにおすすめな作品なのかもわかりません。

  4. 戦国無双4-Ⅱ

    PS4版の入手はこちら PS3版の入手はこちら PS Vita版の入手はこちら
    PS4,PS3,PS Vitaで発売。
    Chronicle、および4無印の新キャラの個別エピソードをまとめた1本。

  5. 戦国無双Chronicle 3

    PS Vita版の入手はこちら 3DS版の入手はこちら (ご利用はNew 3DSを推奨)
    PSVitaと3DSで発売。戦国無双4で新登場のアクションをフィードバックし、キャラ育成もやり込み甲斐のある内容となりました。
    Vita版はVitaTVを用いてテレビであそべる、敵の表示数が多い、追加ダウンロードコンテンツがスクリーンリーダー利用で容易に購入できるといった面から、画面を目視せずプレイをご予定の場合はVita版をおすすめいたします。
    すれ違い通信での追加ポイント獲得の可能性から3DS版も選択肢に入りますが、その場合はNew 3DSでのプレイを推奨いたします(敵の出現数が段違い、処理落ちも低減)

    本作では分岐シナリオが重視、武将との好感度を上げれば追加シナリオが解禁される構造で、不足は城下町の茶室で補えます。b城下町とて実態はメニューなので、中身さえわかれば視力を用いず利用できます。

    戦国無双4ではよくわからないお人となっておられた信長様、本作では桶狭間の戦いの後徳川家康との会談にて苛烈な責めにて今川を滅ぼした理由がとても明快に語られます。なのでそれ以後の彼の政策も、賛否はともあれ納得の叶うものとなっているのはとても素晴らしいことです。
    その思想が体現される意味で面白いのが浅井長政のIFシナリオ。もしもで浅い朝倉連合軍が姉川の戦いで勝っていたら。そんな流れでスタートするこのお話しに出てくる信長は大変本作の彼らしい描かれ方がなされていて癒やされます。

    ゲームとしては全武将がプレイヤー加入時のレベルが5に固定されている要素があります。育てる楽しみがある、育てるまで時間が掛かると両面のある構造ですが、主人公を軸にして闘うことである程度のフォローが叶うようになっています。そうした工夫をしている内、味方も強くなっていく。
    演出はムービーが一切無い点が残念、一気呵成に遊び尽くすよりか、末永くゆっくり楽しむ1本のようです。
    Chronicle4を待ちながら、ゆっくり楽しもうと思います。

視覚補助情報

視力を用いない場合の基本的なゲーム部分のプレイの流れ

  1. 立体音響を頼って交戦
  2. 徐々に四方八方どちらにも攻撃がヒットしなくなります
  3. 操作キャラクターを切り替えます。(PS4はOPTIONボタン、Switchはマイナスボタン、PS3,PSVitaはセレクトボタン)
  4. すると、コンピュータによる自動移動で多くの場合に最前線にいるのです。

テクニック

  1. 特種技(PS4,PS3はR1ボタン、Switch PSVita 3DSはRボタン)で、攻撃速度アップに攻撃力アップ、追加攻撃に周囲のキャラクターのHP回復と、それぞれのキャラクター固有のアクションが割り当てられています。
    さて、チャージ攻撃(四角 四角 四角 三角)他で出る技がヒットしている時にR1ボタンを連打すると、隙無く特種技を使うことができます。
  2. キャラクター切り替え直後に丸ボタンで無双奥技を出す場合、通常1秒ほど待ち時間を要します。
    しかしL1のガードボタンを押しながらキャラクターを切り替えると待ち時間無く奥技を出せます。

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