みんなのリズム天国
ジャンル | ノリ感ゲーム リズムアクション |
メディア | Wii専用光ディスク |
操作方式 | メニュー画面・ゲーム本編共にボタン操作対応 |
セーブ方式 | 各ゲーム終了後にオートセーブ |
リンク | 公式サイト(音注意) 社長が訊く『みんなのリズム天国』岩田社長インタビュー |
目次
プレイ雑感
リズム天国とはつんく氏と任天堂のタッグによりつくられたリズムアクションゲーム(通称ノリ感ゲーム)のシリーズです。
Wii版の本作はシリーズ通じて3作目に当たります。
原始より人間に備わる「リズムを刻む」行為をスキルととらえ、その向上を目指して作られた。そのような本作は、ある意味脳トレの親戚に当たるとも考えられます。
しかし、例えばイライラしたときに行う貧乏揺すりなどはそうですが、一定のリズムで何かをするのはどうもフラストレーション的な何かを外部へ発散しているかのような心地にその人を至らしめる効果があるらしく、それが「艱難の克服」を共通命題として有する「ゲーム」として表現されていることは、偶然より必然と思えるのです。
リズムを刻む気持ちよさがまずひとつ。
やり甲斐のあるゲームには付きものの「クリア時の達成感」に由来する気持ちよさ。
更にはそれが連続で味わえるミニゲーム集の形式で本作が作られている事実。
これらを下記並べてみますと、実に巧みであるなとただただ感じ入るばかりなのであります。
今回は3作目、無印やゴールドと比べ少し「ゲームとしてのクリア時の達成感」に重きが置かれた構造となりました。
具体的には難易度の高等、個々のゲーム時間が長くなったことにより求められる持久力が増えたことに理由を見いだせます。
これは据え置き機用の作品の故、空き時間に少しよりか、腰を据えてゆっくりあそぶ。そういった方法を受容すべく行われた工夫であろうと推定されます。
DS版ゴールドであれば簡単に入手できる昨今の事情ですので、住環境やライフスタイルで選べるようにした。そう解釈すれば、まさしく豪華版リズム天国であり、往年のファンの方にも新規の方にも本作は実におすすめなのでした。
ただし、一つだけご注意いただきたい箇所があります。
少し今回は難易度が高くございます。
いざ遊ぶ折に至ってはぜひとも「ダメ元の精神」を重視いただくのが良いように思われます。
なんといっても1ゲーム1ゲームそれぞれ今までのシリーズに比べ長くなっていて、……これはあまり言いたくなかったのですが、各ゲーム開始直前に出てくるアイキャッチが明らかに音楽が鳴り止んで以後1秒ほど画面に居座り続けスキップ不能、積もり積もると結構リトライがしんどく感じられる仕様になっています。(今更ながらWiiも何故GCと同系のディスクサイズにしなかったのでしょうか)
ですがどのゲームもルールが固定なら譜面も固定、数をこなすうちにいつのまにか体が覚え、脳が覚えしてきます。その繰り返しさえ続けられれば絶対クリア、延いては良判定へ持って行けます。
そしてこれらの探求の果てに挑戦可能になるパーフェクトキャンペーン(1ミスも許されないかわりに無事クリアできれば特別な報酬が支給される)は、本作からその項目を選択したときのカーソル移動音が変化するようになり、見た目以外にも音でも見分けられるようになりました(コリッという音。パーフェクトキャンペーン開始の通知後3回まで挑戦できる)。
こうしたプレイのお手伝いになればと、ささやかですが下に攻略情報を掲載しましたのでぜひご参考ください。
そして、どちらかといえばうまくいかないことも含めてこのゲームをより多くの人に楽しんでいただけたなら、ここでこうやってご紹介させていただいた者として実に嬉しく思います。
OSレベルでポイント操作(PCでいうとマウス操作)を強要するWiiのソフトにあって、珍しくボタンで全操作(一部おまけモード除く)が可能な本作。
ぜひ新しいライフワークをこれからはじめるような心持ちで、気軽に触れてみてください。
攻略
まずはじめに
今回は初の据え置き機での発売、遊ぶ環境、特にテレビが家庭毎に全く異なってきます。
とにかくタイミングのシビアな本作。快適に遊ぶにはどうしたらいいか、いくつかの気づきを掲載しますのでご参考ください。
まずは音響関係。
テレビ据え付けのスピーカーの場合、音を綺麗にすべく多種のエフェクトがかかっている設定がされていますと空間にゲーム中重要な音が散ってしまい、リズムの理解が困難になる場合があります。
特にリズムゲームを問わずほとんどのゲームで頻用されるセンターのボリューム(ステレオサウンドにおいて、ちょうど真ん中に配置されると想定されている音)、これが聞きにくいと理不尽な難易度の高騰に繋がります。
お使いのテレビやアンプによって設定は異なりますが、極力クリアな音に設定する、ゲームモードがあればその設定に切り替えるなどの工夫を行うことでプレイ時の印象自体が変化しますのでどうしようもないなと煮詰まったら探ってみて下さい。
あるいは、もしヘッドホン出力が可能なテレビであれば、ヘッドホンによりプレイすることで遊びやすくなる場合があります。
次に画面の遅延について。
最近のテレビでは特に、映像の美麗さを出すための効果が生じたために、映像信号が送れて出力されることでの遅延が発声する場合があります。
スルーモード、ゲームモードなどの設定がお使いのテレビにあれば、ぜひそちらを利用してのプレイをおすすめします。
そしてプレイ時の姿勢や方法。
公式サイトでは、立って遊ぶスタイルが推奨されています。
可能であれば立って、スピーカーやテレビ画面を正面にとらえながら遊ぶとやりやすいかもわかりません。
8分や16分といった細かいタイミングでボタンを押す場合、片手持ちのWiiリモコンだと、そのリモコン自体の重心がぶれてしまって遊びにくい場合があります。
そうしたときは、使っていない方の手でリモコンを支える、あるいはリモコンを横持ちにすると解決する場合がありますのでぜひお試しを。
では、以下より攻略スタートです。
ソフト起動からゲームプレイまで
- セーブデータのロード
- Wiiにディスクを入れてソフトを起動したら、数秒後にタイトル画面へと至ります。
前奏が終わった段階でAB同時押しをしますと、セーブデータ選択画面が現れます。
上2つ、下2つの合計4つ。
リモコン縦持ちの状態で方向キーで選択してAボタンで決定します。 - 初回チュートリアル
- セーブデータを作成してからしばらく続けていくと、チュートリアルが始まります。
流れる電子音にあわせてAボタンをタイミング良く押していきます。
全てのチェックが終わったら、最後にAB同時押しの試験があって、そこを過ぎると初期チュートリアルが完了します。 - メニュー
- これ以後はゲーム選択画面となり、方向キー上下でゲームの選択(上ほど新しい)、
方向キー左右でステージの選択(右ほど新しい)を選んでいきます。
初代を遊ばれた方は、あれに近いものを想像して下さい。
ステージ1
- ホールインワン
- サルの声を軸に、3拍目でAボタンを押す。
初めてのゲーム故かチュートリアルが長く、マイナスボタンで飛ばすのもあり。
また、1ボタンを押すと練習のお手本を見られますので、こちらを参考にクリアしていくのも一つの方法です。
これらの操作は他のチュートリアルでも共通ですのでぜひ覚えておいて下さい。 - ロボット工場
- ABの同時押しを続けて電動ねじ回しを回し、1小節目・もしくは3小節目の最後の拍でボタンを離す。
通常は3小節、「キュッキュ」と聞こえたら1小節。
重要なのは、ロボが台に固定される音である「カンッ」が聞えてから1拍おいてAB同時押しを開始すること。 - シーソー
- ギッタンバッコンギタバコギタバッコン
バッコンでA。
ギッタンのリズムが大事で、バッコンの速度変化はフェイクなので気にしないのがコツ。
リズム感以外にも反射神経が問われるステージ。 - Wデート
- 飛んでくる様々なボールを跳ね返す。
サッカーバスケは基本曲を聴いてリズム通りにたたいていれば大丈夫。
問題はラグビーボール。
3拍目でAを押す。音が特徴的なので見分け自体はつきやすい。
ポンッポンッ、ポンッ! の最後のポンッ!を意識するとベター。
バスケサッカーも中盤に別パターンあり。
音楽自体がタイミングを示している部分もあるので、何度もトライして体で理解するのが最も早い近道。 - リミックス1
- ステージ1のゲームがばらばらに出てくるのでそれをプレイする。出現パターンは固定なので数をこなせばクリア可能。
ステージ2
- くしざし
- 適切なタイミングでAボタン。チュートリアル通りに遊べば問題なくクリアできるはず。
- タンバリン
- 手本通りにA、もしくはAB同時押し。
A・ABの使い分けは手本の音で判断。 - 重役会議
- 手前の音を聞いて、AもしくはAB同時押しを行う。
チュートリアルの1回目は8泊目でA
(8拍ある中での最後の拍でAを押すルール。チュートリアルでタイミングをつかむ)
同時押しは「一緒に」と声がかかるので、その1拍後にAB同時押し。
少し慣れがいるかも。 - さる時計
- チュートリアル通りに進める。
基本は一定のタイミングでAを押すことを繰り返す。
「ウッキーウキッキ」は、“キ"のタイミングでAを押す。その後も一定のリズムを刻み続けないと行けないことに注意。 - リミックス2
- ステージ2のリミックス。
「スリッフォッ」と言われたら次はさる時計。
ステージ3
- はたらくまんじゅう
- ステージ2のタンバリンと同じく、手本通りにリズムを刻んでいく。
「むほー」はAB同時押し。
基本は8拍ごとのパターン、途中16拍パターンがでてくるので注意。 - 組み立て
- 一度しくじったら次のパターンまで立て直し不可能、実に高難易度なステージ。
特定の拍でAボタンを押す、あるいはAB同時押しを行う。
そのタイミングは1拍目の音が聞えてくる邦楽で判断する必要がある。
(チュートリアルを無視して、本番で必要なパターンのみ記します。)- 1拍目右から
2拍目 6拍目 8拍目(AB同時押し) - 1拍目左から
3拍目 5拍目(AB同時押し)
- 1拍目右から
- バドミントン
- 猫が飛行機に乗って上空でバドミントン。
基本は相手から来た玉をAでレシーブする。
「ぱぱんぱんぱん」は、2拍おいてからAを押す。 - マッスル人形
- 声を聴いて指示通りAを押す。
「ジャブ」A一回
「ワンツー」A2回
「トトトーン」A3回
変速ワンツーに注意。 - リミックス3
- 本編初のボーカル入りステージ。
組み立てが鬼門。
間奏部で特に長い組み立てあり。
そこで失敗しても、他の部分を完璧にできれば平凡評価へ辿り着けるので努力あるのみ。
参考:組み立て一覧
・1回目 左から
・2回目 右から
・3回目 左から
・4回目 左 右 左
詩の中にも「具体的な計画かい?」と歌われてますのでこれはおそらく攻略情報、実際計画を立てて攻略すればクリアできるようになっているのは確かです。
何度もトライして高評価を勝ち取って下さい。
それもまた人生。
ステージ4
- レスラー会見
- 「ペケペケペケですか?」 A1回
「へー、すごいですネ」 A2回
「こっち見てー」 AB同時押し - しわけ
- A、AB同時押しでリズムを刻む。
「にゃー」はAのみ、それ以外はAB同時押し。
「いくぜ」は連続でA2回 - 小さないきもの
- 癒し系。
一定のリズムを刻む。
鈴が鳴ったら3連譜。 - 悪霊退散
- 謙虚な無いとの物語。
チュートリアル通りにすすめていく。
AB同時押しの場面は最後まで押し続けないと行けない。 - リミックス4
- ステージ4のリミックス。
仕分けの入ってくるタイミングを覚えるのがコツ。
リミックス3よりは大分簡単。
ステージ5
- さかな釣り
- 3種類の魚。
一番小さいのは3拍目にAを押すでいいとして、
中型は2拍目、大型は3.5拍目でAを押す。
本編中にもかけ声でのガイドがあり、チュートリアルもあるのでそのあたりをヒントにプレイするのがクリアへの近道。 - コロコロたんけん隊
- 基本、初代のマーチャよろしくAボタンを押して行進していく。
途中、三連続で押す場面は音で分かる。
「??コロリ」は、AB同時押し。
そこをよく聴いておかないといけなく、「よんコロリ」と言われたら4回、「テンコロリ」と言われたら10回、AB同時押しをする必要がある。
英語日本語が混合なので、多少慣れが必要な場合あり。 - バッティングショー
- 投球されてから5拍目でA。
- 鳥の大群
- 基本はAでリズムを刻み続ける。
途中、「にゃーにゃにゃにぇーにょーニャー」と来るところは
「まずABおしっぱなし、次の拍でABを離す」
と操作する。
初代GBA版でいうと、「こっそり ラット」に感覚が似ているステージ。 - リミックス5
ステージ6
- ロケットゼロ
- 中2魂を揺り動かさずにはおかない素晴らしくかっこのいいステージ。
鉄琴やフルートの最後の音に会わせてAボタンを押していきます。 - コンコンズ
- 「コンコン、コンコン」はその通りに、
「カンカーカンカンカーカン」は一定のリズムでAをタイミング良く押していきます。
切り替わりの全長が聞き分けられるかどうかが全て。比較的簡単にパーフェクトをねらえるステージです。 - ボッサレシーブ
- これは「組み立て」に並ぶ複雑ルールなので順にご説明します。
まず、本ゲームの1小節は8拍です。
その中で、次の2パターンを交互にこなしていくのが本ゲームのルールとなります。
以下、チュートリアルの登場順に記します。(「無」は、何も入力しない部分)
・パターン1:
無 無 A 無 無 A 無 無
・パターン2:
A 無 無 A A 無 無 A
上の図を見ていただくとわかるように、3拍目から6拍目までが2パターンで反転しており、それが交互に切り替わっていきます。
それを踏まえた状態でまずはチュートリアルをクリアし、コツをつかんだら本編もクリア可能と思われます。
難しいのでがんばってください。 - だいスキRAP
- 相手のセリフの次の拍でAを押すことでRAPっていく。
チュートリアルで全パターン示されるので、その組み合わせに気をつけてプレイする。 - リミックス6
- ステージ6のリミックス。
ボッサレシーブは音数が多いのでここでミスをすると評価が大きく下がる。
何度もトライして譜面を覚えるのが攻略の近道。
ステージ7
- タップスター
- タップダンスするステージ。
「はいっはいっはいっ」のリズムを体で覚えて、
切り替えタイミングは声音で判断です。 - エビおんど
- ワンツースリーはAだけ、ABCはCでAB同時押し
変なリズムなのでチュートリアルを徹底するかどうかで本編の遊びやすさが大きく変わってくる。 - 図書ガールズ
- チアリーディングみたいなステージ。
O,Kay don't mine!
のところは、「Dont」でAB同時押しつづけ、
「mine」で離す
と操作する。 - カラテ家
- GBA初代からおなじみのカラテ家。
前から飛んでくる障害物を、タイミング良く破砕していく基本はしっかり踏襲されています。
今回の新要素。
「テキパキどっかーん」は、
「テキパキ」でAB同時押し続け、
「どっかーん」で離す。
同時押しを離すタイミングも判定されているので注意が必要です。 - リミックス7
- 本編の一区切り。
1~7通じてのリミックスです。
クリア後のスタッフロールはこれまた皆勤賞のナイトウォーク。
途中花火を炸裂させるべき所がありますが、これについてはミスしても大丈夫なギミックなので無問題です。
これをクリアすると、ゲーム選択画面のもっとも左上で、スタッフロールを単体で遊べるようになります。
これも上記のカラテ家同様、AB同時押しと離す、両方にリズム判定があるタイプのゲームです。
くわしくは当該部分のチュートリアルでご確認ください。
以下、これまで遊んだステージの高難易度版となります。
新ギミックが登場する場合はその都度新たにチュートリアルが入りますので安心してすすめていってください。
ステージ8
- 悪霊退散2
- はたらくまんじゅう2
- 組み立て2
- Wデート2
- リミックス8
ステージ9
- だいスキRAP2
- 古書ガールズ
- ホールインワン2
- 第2ロボット工場
- リミックス9
ステージ10
- マッスル人形2
- 小さないきもの2
- しわけ2
- カラテ家2
- リミックス10