ドラゴンボール Sparking! ZERO
開発:スパイク・チュンソフト
ジャンル:3D対戦アクション
ダウンロード版入手先:PlayStationStore Steam
公式HP:https://dbsz.bn-ent.net/
はじめに
このような面白い作品があったのです。と、過去形で本シリーズを語る必要がようやくなくなった。目出度いと言ったらありません。令和の今の作品としてこちらをご案内できます事実へ感謝いたします。
ドラゴンボールスパーキングシリーズはPS2で3作が発売された3D対戦アクションであります。
2024年10月、この度PS5とXbox series、Steamにて蘇りました。
ゲーム概要
3Dアクション。その具体的な内容を見て参りましょう。こうした「画面内で何が起きているか」を知ることは、視力を用いないゲームプレイにあってとてもとてもじゅうようです。
以下PS5版準拠で説明いたします。
まずカメラ。近距離では敵とプレイヤーを真横から見た支店を維持するようにカメラが移動します。
敵を吹っ飛ばす、あるいは敵に吹っ飛ばされる等で距離ができますと、プレイヤーを斜め後ろから見たカメラワークとなり距離の空いた敵もプレイヤーの写っていない側(例えばプレイヤーが画面左におれば画面右側)にフレームインするように動いており、距離を測りながら遠距離攻撃、気をためる等適切な戦略を考えます。
四角ボタン連打が弱攻撃。R1ボタンがガード。R2を長押しで気を貯める。
気がある程度貯まりました状態でR2と四角の同時押し、或いはR2と三角の同時押し、R2と丸ボタンの同時押しで演出付きの必殺技が発動可能。
即ち簡単な話であり気を貯め必殺技を敵に当ててゆく。やることはこれだけです。
近接戦ではラッシュや必殺技で敵を遠くへ飛ばすことを意識し距離が空いたらすかさずR2長押しで気をためる、貯まった気を温存すればスパーキングモードという強化状態での通常攻撃が可能な状況ともなりますから必殺技を使うかスパーキングモードをそのまま維持し戦うかを選べる戦略性がある。
この作法さえ身につけてしまえばあとは難易度変更(後述)で心地の良い余暇タイムを過ごして頂けるのではないかと思います。
R2ボタンと罰ボタンの同時押しで行える「高速ドラゴンダッシュ」はアップデートで追加された全キャラクター共通の技です。遠く離れた敵との距離を1秒と経たず詰められますので視力の代わりにご利用頂けるかと存じます。
こういった情報を活用しながら戦うのが基本となっております。
UIいろいろ
決定の罰ボタン、キャンセルの丸ボタンですが、本作にあってはそれぞれ「長押し」を選択肢に入れてください。セーフティと思われるのですが、ちょん押しでは反応しない場面がございます(エピソードバトルからモードセレクトへ戻るときなどが該当)
タイトル画面で罰ボタンを2度押すとモードセレクト。BGMが変化します。
もう一度罰ボタンを押しますと「少し覗いてみましょうか、ビルス様」とウイスが一言発しましてエピソードバトル(ストーリーモード)へアクセス。
ストーリーモードは上下移動でキャラクター変更、左右移動可能の場合は左が「前回の続きから」で、右側がエピソード選択(クリア済みの物語をプレイする)
エピソードバトル(ストーリーモード)の上下キーでのキャラクター選択画面で L2ボタンを押してから罰ボタンを入力しますと、難易度を「普通」から「易しい」に変更可能。
キャラクター選択や難易度はゲーム起動時にリセットされますので、システムソフトウェアの更新や他のゲームをプレイした後戻ってきた等の場合は必要に応じて再度設定ください。
バトルに至るまでのイベントシーンは会話を軸に進行。自動で進行するパートと罰ボタンで台詞を手動で送る場面の2種類が存在。共通事項としてストーリーデモ中に四角ボタンを長押しすることでシーンスキップが可能です。時短にご利用ください。
そうそう会話と言えば。原作BGMを物語中に流せますアニソン&BGMパック1・2というダウンロードコンテンツがあり、こちら環境設定(タイトル画面の上から2つ目の項目)を選びましてからサウンド設定(環境設定の上から2つ目)を開き、最も下の項目を右にすると原作BGMを流せるダウンロードコンテンツであるのですが、こちらをOnとしますと原作BGMに変わる度に「録画を一時停止しました」とスクリーンリーダーのアナウンスが入り、それはよいのですがこちらの音声と台詞が重なるとゲーム側の聴取が困難となることもあろうと思われます。
PS5のスクリーンリーダーが喋っております途中にPSボタンと三角ボタンを同時押しいただきますとそのゲームプレイの時限定でスクリーンリーダーの動作を停止頂けます。これで安心してプレイへ没入頂けますのでお試しください。
アップデートで別物に
最早初回版とは別物、令和7年1月現在、3度のアップデートでとてもユーザフレンドリーに変化をいたしました。
大ザルベジータなど大型敵の難易度「易しい」での弱体調整、高速ドラゴンダッシュ(R2+罰同時押し)他、上記にお作法として記しました遠距離で気をためる余裕も結果としてアップデートで追加された要素で、こちらのお作法を視力を用いずに行える余裕が工夫次第で可能となりましたのが現状と考えたとき、今後のアップデートも楽しみでなりません。
初回版はお薦め申し上げるのに少し躊躇逡巡を必要とした難しさであったことですが、過去となりました。どうぞ安心してご購入ください。
おわりに
初代「ドラゴンボールZ Sparking!」は2005年10月の発売。八奈見乗児様のナレーションがIFルートを含めた全ステージに実装される豪華仕様で、戦いに至る経緯を把握できる構造が印象的でございました。ムービーではなくゲーム中のユニットがそのまま会話を行なうことで進行するリアルタイムレンダリングが採用されており、イベントとバトルがシーグレスに繋がり続ける様子はフルボイス実装と合わさり大変な没入感とやめ時を失う魅力を作品に与えていたことでした。
2作目「ドラゴンボールZ Sparking! NEO」は2006年10月の発売。ストーリーモードに3D移動マップを採用。バトルステージへ「向かう」必要が現れましたのは視力を用いない状況を考えたときに壁となりました。
2007年10月に発売されました3作目「ドラゴンボールZ Sparking! METEOR」にはメニュー画面にスクリーンリーダーが実装。メインメニューのみならずオプション、難易度変更等随所に実装されたシステムボイスは視力の必要を消し去るのに十二分の内容でございました。
そうしてこの度の2024年10月です。バトルの間に移動パートがなくメニューからのステージ選択制、基本は常に敵の側を自動で向く本シリーズの実装は視力を用いないプレイととても相性の良いものでした。それが今も遊べるタイトルとしてご紹介が叶う。
ぜひ余暇のお供にお楽しみください。ぜひご家族ご友人とお楽しみください。
足掻き挑み諦めず再戦し、そうして勝利するフローたるや原作の魅力そのもののプレイ体験であります。視力を用いず挑める本作が故にこそ多くの方に挑んで頂いて本作の提供されるロマンティックを受け取って頂いて、その達成が道中共々充実したお時間となられることを願っております。